コラム
[2006年04月03日]
乳児のアトピー性皮膚炎と食事
アトピー性皮膚炎
−乳児のアトピー性皮膚炎と食事−
乳児期のアトピー性皮膚炎と食事との関係についてですが、血液検査で卵白や牛乳、小麦などについてのアレルギー反応を示す免疫グロブリンE(IgE)の値が高いからといって、直ちに食事制限をするというのは考えものです。それは以前から一部の極端な食事制限を勧める医師や自己判断での過剰な食事制限により、精神・身体的な弊害が起きる可能性が指摘されているからです。
食事制限が本当に必要なのは、血液検査でアレルギーが疑われる食品を実際に食べてみる試験と、加工食や調味料を含めての完全な除去食の試験の両方を行ない、食べて悪くなるということがはっきり判った食品についてのみ行います。