A1:爪が白くなったり、厚くなったりするのは、爪にカビ（真菌）が感染している「爪白癬」が原因かもしれません。このカビは「白癬菌」というもので、爪の下にある部分に感染して、爪が変形してしまいます。ただし、爪が変形する原因は他にもあるので、皮膚科の専門医に相談して正しい診断を受けることが大切です。

A2:爪が白く濁っている場合、病院では爪の一部を少し取って顕微鏡で調べます。この検査で白癬菌が見つかれば、爪白癬だと診断されます。診断が正確にできるので、まずは皮膚科専門医のいる病院で診てもらいましょう。

A3:爪白癬の治療には、塗り薬を爪の表面に塗ったり、飲み薬を飲むことで治療します。飲み薬は、肝臓に影響を与えることがあるので、治療中に定期的に血液検査を行って、肝機能を確認することが大切です。

A4:治療が始まってから、完全に治るまでに数ヶ月から1年程度かかることもありますが、早めに治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。

A5:爪白癬を予防するためには、清潔を保つことが大切です。湿った場所や、裸足になるような場所に行かないようにすることが予防につながります。また、爪を切るときは清潔な道具を使い、足をよく乾かすことも予防に役立ちます。もし、爪に異常を感じたら、早めに皮膚科の専門医に相談することが重要です。

A6:爪白癬を放っておくと、爪がますます厚くなったり、色が変わったりして、痛みが出ることもあります。また、他の爪や皮膚にも広がることがあるので、早期の治療が大切です。気になる症状があれば、早めに皮膚科の専門医がいる病院を受診しましょう。

A7:爪白癬は放っておいても自然に治ることはほとんどありません。逆に、悪化する可能性が高いため、早めに治療を受けることが重要です。