A1. 毛虫皮膚炎は、チャドクガという毛虫に触れることで起こります。チャドクガはツバキやサザンカなどの木の葉を食べる毛虫で、その毛虫の体には「毒針毛（どくしんもう）」という小さな針がたくさんついています。これに触れると、皮膚に赤いプツプツができたり、強いかゆみが出ることがあります。

A2. 毛虫に触れると、触れた部分に赤いプツプツとした発疹が現れ、強いかゆみが感じられます。かゆみは特に強く、掻くと悪化することがあるので注意が必要です。

A3. 明らかに毛虫に触れてしまった部位は、まず、ガムテープをペタペタと当てて、毒針毛をはがしとって下さい。そしてシャワーで流してください。その後、発疹やかゆみを感じた場合は、早めに病院に行くことが大切です。早期に治療を受けることで、症状がひどくなるのを防げます。

A4. 毛虫皮膚炎の治療は、かゆみを抑えるための飲み薬や、炎症を抑える塗り薬を使うことが一般的です。医師が状態を見て最適な治療法を提案してくれます。

A5. 毛虫皮膚炎を予防するためには、ツバキやサザンカの木の周りで遊ぶときや、毛虫を見かけたときには直接触れないように気をつけることが大切です。また、木の葉をよく観察して、毛虫を見つけたら触れないようにしましょう。

A6. 毛虫皮膚炎は、毛虫に触れない限り他の人にうつることはありません。自分が触れた部分を掻いたり、他の人が触れたりしないように注意しましょう。

A7. 治療を受けると、通常は数日から1週間程度で症状が改善します。かゆみや発疹がひどくならないうちに早期の治療を受けると、治りが早くなります。