コラム
[2005年09月01日]

ハチによるアナフィラキシーショック


もう八月も終わりですが、東京都はまだまだ熱い日が続き、当院にも蜂に刺された方がいらっしゃいます。蜂に刺されると、時にアナフィラキシーショックを起こすことがあり、日本では毎年数十人の死者が出ています。初期の対応がきわめて重要であり、適切な救命救急処置によって助かる症例も少なくありません。

通常、蜂に初めて刺された場合は、数時間以内に症状は消失します。しかし、2回目以降は蜂の毒成分に対するアレルギー反応の感作成立状態によってはアナフィラキシーショックを起こすことがあり、その症状は刺された直後に局所の疼痛、全身の発赤、腫脹、全身の痒み、呼吸困難、動機、口渇などです。このような人は大変危険で、死にいたる事もあります。

治療はショックに対してはただちに呼気・循環の確保と、エピネフリンの投与が必要になります。最近日本でもエピネフリンの自己注射用キットが医師の処方箋によって購入できるようになりました。

また、自分がアナフィラキシーショックを起こすのではないかと心配な方には、血液検査(IgE-RIST、IgE-RAST)も実施しております。