コラム
[2006年03月30日]

皮脂欠乏湿疹


皮脂欠乏性湿疹

寒くなり空気が乾燥するようになると増える病気で、皮膚が乾燥し、痒みを伴います。主に膝から下、腰周り、肩などに見られます。また最近は空調の完備により、さらに増加傾向にあります。
治療・改善には皮膚から水分の蒸発を防ぐため、ワセリンや尿素、ヘパリン類似物質などの入っている保湿剤を使います。症状に合っていれば市販のものでもかまいませんが、個人の判断で使うと合わないものを使ってしまって余計に悪化するケースもあります。また、保湿剤が合っていても塗り方が多過ぎたり少なすぎたりすると悪化することもあります。自分に合ったものや使い方がわからないときは受診していただければアドバイス致します。
日常の生活で気をつける事は、まず入浴方法です。天然の保湿成分であるセラミドは水溶性で、長い間湯船に浸かっていると溶け出してしまうため、入浴は短時間で済ませた方が良いです。また、液体石鹸は使いやすいために大量に使用し、洗いすぎによる乾燥肌の人も多数見られます。そのためできれば固形石鹸を良く泡立て、少量で広範囲を洗うのがお勧めです。体を洗う際にナイロンタオルなど硬いものを使うのもよくありません。やわらかいタオルの場合でもゴシゴシ洗ってはだめです。顔も体も同じ皮膚なので、顔を洗うように体も手で優しく洗うのが良いでしょう。
その他に保湿効果のある入浴剤を入れたり米ぬかを手ぬぐいで縛って入れるのも効果的です。硫黄成分に入ったものは逆に肌を乾燥させてしまうので乾燥肌にはよくありません。
10人いれば10通りの肌の質や好みがあるので誰にでも合うというものはありません。個々で合うものを使っていただくのが良いと思います。